テラスのある家を作る際のポイントとメリット・デメリットから4つの注意点を紹介

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「休日は開放感いっぱいのテラスでBBQを楽しみたい」
「緑いっぱいの屋上テラスが欲しい」
「オシャレなカフェのようなテラスでほっとくつろぎたい」

おうち時間が増えた近年、テラスのある家を検討されている方が増えています。しかし、テラスのある家に憧れはあるけれど、使い勝手や日々のメンテナンスなどが心配という声も。

今回は、テラスのある家のメリット・デメリットを解説します。また、実際に暮らしている方のリアルな声や設置の際の注意点もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

テラスのある家とは

テラスとは、家の敷地より一段高くなったスペースのことです。

木のぬくもりがやさしいウッドデッキやモダンなコンクリートなど、さまざまなデザインがあり、デザイン性・機能面に優れた家になると人気です。戸建て住宅の場合、1階の庭に面したテラスや屋上のスペースを活かした屋上テラスなどがあります。

テラスのある家はオシャレなイメージをされる方も多いとは思いますが、実際にテラスのある家のメリットとデメリットをそれぞれ3つご紹介します。

テラスのある家で住宅を建てるメリット3選

テラスのある家で住宅を建てるメリットは以下の3つです。

上記についてわかりやすく解説していきます。

空間を広々と使える

屋内と部屋をつなげるテラスなら、床の面積が増え空間を広々と使えます。雨風に強くオシャレなガーデンテーブルセットを置けば、開放感のあるくつろぎの空間になります。外の気持ちのいい風を感じながら読書やお茶を楽しめます。

小さなお子様のいらっしゃるご家庭でも、家事をしながらお子様の様子を見守れるので、安心して遊ばせられます。近くに公園がなくても、思いっきり外遊びができるのは大きなメリットといえるでしょう。

デザイン性・機能性に優れた家になる

テラスのある家が人気の理由の1つが、オシャレな雰囲気が演出できることです。木のぬくもりがやさしいウッドデッキやモダンな印象のタイルなどさまざまな素材やデザインから好みのものを選べるので、自分のお気に入りのテラスが作れます。

お気に入りの観葉植物やハンモックを吊るせば、家にいながらアウトドア気分を満喫できるでしょう。

また、加工のしやすい木材や汚れや劣化に強いタイルをはじめ、使い勝手やメンテナンスのしやすさなど用途にあったテラスを選ぶことでより機能性に優れた家になります。

ガーデニングを楽しめる

おうち時間が長くなり、家庭菜園やガーデニングを楽しむ方が増えています。しかし、マンションのベランダではスペースに限りがあるのでなかなか楽しめないとの声もあります。広々とした空間が魅力のテラスなら、季節のお花など好みの植物を好きな場所にレイアウトできます。

緑に囲まれたオシャレなテラスで楽しむカフェタイムは癒しの時間にピッタリです。一般的なマンションのベランダと比べても広さがある分、棚を置いて高低差を作ることで立体感のあるレイアウトも可能です。

テラスのある家で住宅を建てるデメリット3選

テラスのある家のデメリットは以下の3つです。

上記について詳しく解説します。

コストがかる場合もある

見た目もオシャレで広々とした空間を楽しめるテラスですが、一方でデメリットもあります。テラス設置には住宅建設費用と別にコストが掛かります。

費用を抑えるためにコンクリート仕上げを選ぶと、「日中の強い日差しの照り返しに悩まされる」「手ごろな価格の木材でウッドデッキを作ったら数年で劣化した」という声もあります。

また、テラス設置で見落としがちなものに「土地の地盤」があります。家の外側に作られるテラス部分は基礎工事がされていないので、軟弱な地盤に設置すると数年から十数年後に沈み込む可能性があります。テラスのある家を検討される際は、家の建設費用と別にテラス設置に掛かる予算も事前に調べておくとよいでしょう。

メンテナンスにもコストがかかる

テラスは直接雨風にさらされるため、定期的なメンテナンスが必要になります。

特に屋上テラスはメンテナンスをしないでいると雨漏りや家自体の劣化につながる可能性もあります。劣化で傷んだ部分の交換などのメンテナンスにはコストが掛かるので、設置の際に耐久性の優れた素材を選んだり、しっかりとした防水加工を施すなどの対策を行っておくとよいでしょう。

また、日ごろから水のたまりやすい場所や汚れが気になる場所をこまめに掃除すると、カビの発生を抑え劣化を防ぐことができます。

落下防止の対策が必要な場合もある

屋上テラスなど高さのあるテラスでは、小さなこどもやペットが落下する危険性があります。大人では通れない幅の手すりや柵でも、体の小さい子どもやペットなら簡単にすり抜けられます。落下を防ぐために幅が狭く、こどもが乗り越えられない高さの柵や手すりを選ぶなどの対策が必要でしょう。

また、高い柵でも近くの椅子や箱などを踏み台にして簡単に乗り越えてしまいます。日ごろから危険につながるものは置いたままにしないようにすることも大切です。

テラスを設ける際のポイント3つ

ここまでテラス席のある家のメリットとデメリットを紹介してきました。続いて、テラスを設ける際のポイントを3つ解説していきますので参考にしてください。

テラスを設ける際のポイントは下記3つです。

それでは解説していきます。

広い空間を意識した設計

リビングとテラスを大きな窓で繋ぎ、室内外の境界が曖昧にすることで、空間全体を一体化しているように設計することがポイントです。まるで部屋が外にまで広がっているような、開放的で広々とした印象を生み出すことで開放的な空間を作り出せます。

また、室内の延長のような作りは、バーベキューや子ども用のビニールプールも楽しめるので、子どもも安全に遊べるスペースとしても活用できるでしょう。

プライバシーが守れる空間づくり

テラスで周囲を気にせず、心ゆくまでリラックスしたいと思います。隣家や道路からの視線が気になる場合は、目隠し対策をすることがポイントです。壁やフェンスで視界を遮るだけでなく、高さの異なる植物を組み合わせることで、立体感と奥行きを生み出し、よりプライベートな空間づくりを意識しましょう。

格子状のフェンスや透け感のある素材を選ぶと、視線を遮りながらも開放感を保ち、圧迫感を軽減できます。

好みやバランスを考えた材質選び

テラスの材質は、木材やタイル、石材など、デザイン性だけでなく、リビングの床や外壁との調和や、耐久性、お手入れのしやすさなどから選ぶのもポイントです。自然素材ならではの温もりなど、様々な要素を考慮して選び、理想のテラスの空間を作りましょう。

特に、木材は人気が高い素材の1つです。ですが、反面腐りやすいため、素材の特性を理解し、ライフスタイルや予算に合った最適なものを選ぶようにしましょう。のちほど材質についても解説していきます。

テラスのある家に関する口コミ・評判

ここからは実際にテラスのある家に住む人の住み心地について口コミ、評判をご紹介します。家にテラスを作りたいと検討している方は是非参考にしてください。

広めのテラスで気兼ねなくBBQ

実際に住んでみて2階リビングの家で良かったところ
・開放感のある広い空間
・外からの目線が気にならない
・1階を構造的に強くできた
・屋根形状を生かした勾配天井と高窓
・広めのテラスで気兼ねなくBBQ
デメリットや気をつけることもありますが、快適に暮らすことができてます

引用元:Twitter(@architrick_net)

休日には、家族や親しい友人とBBQ。太陽の日差しを浴びながらの食事で気分もリフレッシュ。わざわざキャンプ場まで足を運ばずとも、自宅にいながらアウトドア気分が満喫できるのは、広々としたテラスがある家ならではの楽しみの1つです。

段差のない海外のテラスは外からのホコリがたまりやすい

うちの家、土足生活やから汚れるんはいいねんけど、ホコリよう溜まるから何やろって考えたら、日本の家のテラスって家の中にホコリ入らんように入り口に段差あるけど、こっちはないから外からのホコリめっちゃ入るねん。しゃあないけど、迷惑

引用元:Twitter(@Esjp0515)

テラスのある家といえば、オシャレな輸入住宅をイメージしますが、日本と海外ではライフスタイルの違いに悩む方もいるようです。

とくに、家の中でも靴をはく文化のある欧米スタイルの家だと、ほこりがたまりやすく衛生面が心配との声も。家の中とテラスを繋ぐ部分は、汚れが入りにくい工夫が必要そうです。

テラス素材の上手な選び方

テラスの素材では、床や屋根で使う素材が異なります。

そこで下記2つに分けてそれぞれの素材選びについて解説していきます。

大まかな予算やメリットも一緒に解説していきますので参考にしてください。

床素材

ウッドデッキ材土間コンクリート石材・レンガ
費用相場約18万円~51万円約15万円~26万円約19万円~33万円
メリットナチュラルな印象費用が安いおしゃれかつシックなデザイン

テラスの床材には、温かみのある木材、耐久性の高いコンクリート、スタイリッシュなタイルなど様々な素材があります。木材は、フローリングを使用することで室内との一体感を高め、広々とした空間を演出できますが、定期的なメンテナンスが必要です。

一方、コンクリートは耐久性が高く、お手入れが簡単ですが、冷たさを感じることがあります。人工木は、木材のような見た目を楽しみながら、耐久性や安全性にも優れています。

最近では、タイルや人工芝も人気が高まっており、デザインの幅が広がっています。ご自身のライフスタイルやテラスの使い方に合わせて最適な素材を選びましょう。

屋根素材

セッパン(鋼板材)熱線遮断ポリカーボネート塩化ビニール
特徴積雪に強い熱を通しにくい価格が安い
メリット洗濯物が乾きやすい冷房効率が上がる強度が高い採光性に優れている

屋根材として人気の「ポリカーボネート」には、太陽熱をカットする「熱線遮断タイプ」と、光をたくさん取り込む「一般タイプ」があります。

どちらも丈夫で長持ちしますが、熱の遮断性や採光性、価格などが異なります。夏場の暑さが気になる方は熱線遮断タイプ、冬場の寒さが気になる方は一般タイプがおすすめです。

屋根材を選ぶ際は、耐久性やデザイン性なども考慮し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

テラスのある家で住宅を建てる4つの注意点

ここではテラスのある家を建てる際の注意点を見ていきましょう。紹介する注意点は以下の3つです。

それぞれ見ていきましょう。

耐震対策が必要

地震の多い日本では家の耐震対策をする方は多いですが、家と同様にテラスの耐震対策も忘れてはいけません。

万が一、地震が起きた際、対策をしていないとテラス全体が歪んだり、床面に亀裂が入ったりする可能性が考えられます。そうなると通常のメンテナンス費用に加え、破損した部分の修繕費用が余分に発生するでしょう。

大きな地震だとテラス自体が壊れてしまい、新しく設置し直さなければならないケースも。テラスのある家を検討されている方は、家の耐震対策に加え、テラスの耐震対策も行うとよいでしょう。

雨風対策が必要

テラスは屋外に設置するため、雨風による劣化は避けられません。雨水が染み込むと塗装が剥がれ、部材が傷んでしまう原因にもつながります。設置当初の美しい状態を長く保つためには、屋根の設置や防水塗装など雨風対策が必要です。

屋根を設置すればテラスに直接雨が当たらなくなるので、床面や手すりの劣化防止に役立ちます。また、防水加工を施すことで床の変色やひび割れの防止にもなります。

屋根の設置や防水塗装は一般の方では難しいので、専門の業者に依頼することをおすすめします。

積雪対策が必要

住んでいる地域によって考えなくてはならないのが屋根の耐積雪です。

各地域の積雪量の目安は、下記の通りになります。

  • 一般地域用(20cm):関東、東海、近畿、四国、九州など
  • 積雪地域用(50cm):関東北部、東北(太平洋側)など
  • 豪雪地域用(100cm):北海道、東北(日本海側)、信越、北陸など

ご自宅でこまめな雪かきが可能な場合は、ある程度の積雪に耐えられる可能性がありますが、屋根の形状や構造、立地条件によっては、100cm程度の積雪でも安全性が損なわれることがあります。

特に、別荘など、頻繁に立ち寄れない場所では、積雪による屋根の損壊のリスクが高まります。雪下ろしが困難な場合は、専門業者への依頼や、雪止め金具の設置などを検討しましょう。

こまめな掃除が必要

雨風があたるテラスには、水や砂がたまりやすいのでこまめに掃除を行うようにしましょう。テラスにプランターや家具などを置く場合は、防水加工のされたものを選ぶなど雨対策を行うこともおすすめです。そのままにしておくとカビや汚れが取れにくくなるだけでなく、劣化の原因にもなります。

また、ガーデニングや植物を置く場合、落ち葉や植え替えなどので生じるゴミで見た目が損なわれることもあります。定期的な掃除をすることで常に美しく快適なテラスが楽しめるでしょう。

小山市でテラスのある家を建てるなら『ハウスワーク』がおすすめ

住む人のライフスタイルに合わせた住環境を提案するハウスワークは、栃木県小山市を中心に注文住宅の施工を行っています。お客様の理想をカタチにするため、丁寧なヒアリングを心がけています。

ライフスタイルや家作りに対するお客様の思いはもちろん、予算や建設予定地の周辺環境も考慮したマイホームをご提案。豊富な家作りのノウハウを持ったスタッフによる施工は、デザイン性・耐震性に優れており、ご利用者の方のみならず業界内外からも厚い信頼を寄せられている住宅会社です。

まとめ

今回は、テラスのある家のメリットやデメリット、実際に暮らす方の声をご紹介しました。

たっぷりの日差しの下、開放感のあるオシャレなテラスでゆっくり読書をしたり、広々とした空間で趣味のガーデニングを楽しんだりと、暮らす人のライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができるのがテラスの魅力です。

一方で、設置費用やメンテナンス費用などコストが必要であったり、屋上テラスでは落下の危険性などデメリットもあります。しかし、素材選びや少しの工夫で小さなお子さまやペットのいるご家庭でも安心して長く楽しんでいただけます。

テラスのある家作りをご検討中の方は、さまざまな施工実績を持つ、ハウスワークに1度ご相談されてはいかかでしょう。

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