注文住宅は人生で最も高い買い物であり、莫大な費用がかかります。家を建てる土地がなく、土地探しから始める場合には全国平均で約4,450万円という費用が必要です。
しかし、家を建てる土地がある人は、土地代がかからないためもっと安く家を建てられます。親や親戚から土地をもらったり、借りたりしている人がその対象です。
本記事では、家を建てる土地がある場合の費用や注意点を解説します。家を建てる土地がある人だけが陥りがちな注意点も解説しているため、後で後悔しないためにも必ず確認してください。
土地ありで注文住宅を建てるまでの流れ
土地を所有している状態から家づくりを行う場合は、下記の手順で引き渡しまで行うようになります。
それではそれぞれ解説していきます。
1.予算の検討、イメージづくり
家づくりの予算は、自己資金と住宅ローンシミュレーターで算出した借入可能額から、諸費用や予備費を差し引いた金額で決まります。
算出された金額の範囲内で、譲れない条件とあれば嬉しい条件を明確にして、建てたい家のイメージを具体的に描いていくと良いでしょう。
2.施工会社選び
家づくりの施工会社は、設計や設備・住宅性能など、多岐にわたる相談に乗ってくれるパートナーです。価格帯や実績だけでなく担当者との信頼関係も築けるか、総合的な視点で選ぶことが大切です。
そのため、施工会社の口コミや相見積もりを出し慎重に選びましょう。
3.詳細プランの打ち合わせ
施工会社が決まったら予算や土地の状況などを考慮しながら、担当者と理想の家のイメージを共有しましょう。法令制限など実現可能な範囲で具体的なプランを練り上げて打ち合わせを進めていきます。
4.工事請負契約
プランが確定し、工事のスケジュールや費用が決定したら、施工会社との間で工事請負契約を結びます。住宅ローン本審査を通過して融資実行の目処が立てば、いよいよ工事がスタートします。
5.着工
着工後は施工会社に任せ、施主は引き渡し後の準備を進めるのが一般的です。地鎮祭や上棟式を予定している場合は、事前に施工会社と日程調整を行い、工事スケジュールに組み込むようにしましょう。
完成までの様子も見に行くことも可能なので、実際に現地に足を運び完成までの様子を見学し完成を楽しみに迎えるのもいい経験になるかもしれません。
6.完成、引き渡し
建物が完成すると、行政による検査を受ける必要があります。
その後、施主と施工会社による竣工検査を経て、プラン通りの建物が完成していることを確認し、住宅ローンの融資実行や残代金の支払いなどを済ませ、正式に建物の引き渡しが行われます。
土地ありで家を建てる際の費用
まず、土地ありでの家を建てるのにかかる費用を見ていきましょう。土地ありでかかる費用の全国平均は3,572万円です。土地なしの価格と比べると1,000万円ほど安くなります。
エリアごとの費用を以下の表にまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
エリア | 平均費用(土地あり) |
---|---|
全国平均 | 3,752万円 |
首都圏 | 3,899万円 |
近畿圏 | 3,778万円 |
東海圏 | 3,650万円 |
その他 | 3,372万円 |
首都圏は全国平均よりも高い傾向にあります。安さを重視したい人は、ローコストメーカーへの依頼を検討してみましょう。
土地ありで家を建てる際の費用の内訳
ここでは、土地ありで家を建てる際の費用の内訳を紹介します。一般的に土地ありでかかる費用は以下の3つです。
- 本体工事費
- 別途工事費(付帯工事費)
- 諸経費
本体工事費は、基礎工事や設計料などの家そのものを建てる際にかかる費用です。一般的に本体工事費は総費用の70%ほどを占めます。
別途工事費(付帯工事費)は、駐車場・庭などの外構工事や水道管などの工事にかかる費用のことです。
諸経費は、ハウスメーカーとの契約料や住宅ローンの手数料など、家を建てること以外にかかる費用を指します。総費用の15〜20%ほどを見積もっておくといいでしょう。
土地ありで家を建てる際の3つの注意点
ここでは、土地ありで家を建てる際の注意点を紹介します。気をつけるべきポイントは以下の3つです。
それぞれ以下で詳しく解説します。見落としがちな部分のため、しっかりと確認してください。
地盤調査が必要
1つ目の注意点は、地盤調査が必要になることです。
家を新しく建てる際には、地震に耐えられる強さを持った土地なのかを確かめるために、地盤を調査する必要があります。今ある家を壊して建て替える場合も同様に地盤調査が必要です。
新しい住宅の建築工法によっては、地盤改良をする必要がでてくることもあるため、事前にしっかり調査しておきましょう。
一般的に地盤調査には5〜10万ほどの費用がかかります。しかし、地盤改良が必要な場合には方法にもよりますが、60〜120万ほどかかると思っておきましょう。
相続した場合は相続登記費用が必要
2つ目の注意点は、相続した場合は相続登記費用が必要であることです。
住宅ローンを組む際には土地の名義人と契約者の名前が一致している必要があります。そのため、土地を相続した場合は、相続登記をしなければなりません。
相続登記は複雑な手続きが多いため、司法書士に依頼することが一般的です。相続登記費用は司法書士への依頼料を含め、10万以上かかると思っておきましょう。
土地をもらう場合は贈与税がかかる
3つ目の注意点は、土地をもらう場合は贈与税がかかることです。
親から土地を無償で借りて家を建てる場合は、贈与税の心配はいりません。しかし、親の土地を譲り受ける場合は贈与税がかかるため注意が必要です。
また、親が亡くなって相続された場合は相続税がかかります。相続税はさまざまな控除があるため、わからないことがある場合には税理士に相談することがおすすめです。
後でトラブルを起こさないためにも、税金面はしっかりと把握しておきましょう。
土地ありで家を建てるならハウスワークがおすすめ
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 栃木県小山市横倉新田309-4 |
電話番号 | 0285-37-9403 |
設計対応施設 | 新築・住宅リフォーム・店舗リフォーム |
公式サイト | https://house-work.jp/ |
土地ありで家を建てるならハウスワークがおすすめです。
ハウスワークは栃木県小山市を中心に、栃木県や茨城県でオーダーメイドの家づくりに取り組んでいます。高い技術力やデザイン力があることが特徴です。
また、ハウスワークでは豊富な経験を積んだ熟練の職人が施工を担当するため、高品質の住まいを実現できます。顧客ひとりひとりに最適な住まいを提案してくれるため、興味がある人はまずショールームに足を運んでみましょう。
ハウスワークの口コミ・評判
ハウスワークの口コミ評判を紹介していきます。ただ紹介するわけではなく、良い口コミ評判と悪い口コミ評判に分けて紹介していくため、気になる方を参考にしてください。
ハウスワークの良い口コミ
小山にて人気が高い注文住宅業者はお客様想いです
在籍しているスタッフたちは誰もが長年この仕事を務めており、建築にまつわる知識が豊富です。しかしどれだけ高度な技術力も、磨かなければいつかは古びてしまいます。どのようなお客様に対しても最上のサービスを提供したいという想いから、スタッフ同士で日々技術の向上に努めております。その姿勢は業界内でも高く評価されており、大手ハウスメーカーからも依頼が来るほどです。
引用元: ハウスワーク
ハウスワークで働くスタッフの技術や知識、プロ意識の高さが伝わる評判です。経験値の高いスタッフが多いことがわかります。
また、今ある技術に固着せず、新しいものを学び続ける姿勢も忘れていないようです。ハウスワークの高品質な住宅を支えるのは、優秀なスタッフたちがいるからでしょう。
スタッフが全面的にサポートします
予算や時期といったこともしっかりと伺った上で、思い描いた通りの住宅を手に入れられるようスタッフが全面的にサポートいたします。プランを確立させる前に、スタッフが施工予定地へ伺って近隣の建築物や光のあたり方などを調査いたします。住宅を建てる際にはさまざまな条件が関わり、場合によっては一度定めたプランを変更しなくてはならなくなるからです。そういった事態に陥らないよう、知識が豊富なスタッフがしっかりと確認いたします。
引用元: ハウスワーク
ハウスワークの良い住宅を作るために手間を惜しまない姿勢が伝わる評判です。建築は計画通りに進むことは稀で、イレギュラーの事態が頻繁に起こります。
マイホームの完成が遅れたら悲しいはずです。専門家のスタッフが現地に赴いて土地の確認をするため、計画との差異を早めに見つけて効率的に作業を進めてくれます。
ハウスワークの悪い口コミ
2024年7月現在、調査をしたところハウスワークに対する悪い口コミ・評判は見つけられませんでした。地域密着型で小規模の建設会社のため、ネット上で評判を書き込む人も少ない理由の一つと思われます。
しかし、悪い評判・口コミがないというのは信頼できる建設会社の証拠になるのではないでしょうか。
ハウスワークの施工事例
最後にハウスワークの施工事例を紹介していきます。どんな住宅が建てられるのかぜひ参考にしてください。
住宅街にプライベート空間を実現したモダンハウス
古めかしい家のレトロな雰囲気を活かしたリノベーションハウスです。古い住宅の良さを上手に残しながらも、照明や壁紙をアンティークなもので揃えることで和風モダンなお部屋になっています。
また、天井をむき出しにすることで木のやさしいぬくもりが感じられ、開放感のある空間になっています。
夢がいっぱい詰まった家
こちらは木・タイル・鉄を組み合わせた高いデザイン性と、趣味スペースにこだわった住宅です。鮮やかなライトブルーの壁紙が、室内をパッと華やかにしてくれます。
また、木板・タイル・鉄とさまざまな素材を上手に使うことで、デザインに個性をプラス。小屋裏にひっそりと作られた趣味用の空間も素敵です。
まとめ
本記事では、土地ありで家を建てる際の費用や注意点を解説しました。
土地がある人は土地がない人と比べてお得に家を建てられます。しかし、土地がある人だけが陥りがちな落とし穴もあるため、注意しましょう。
本記事で解説した注意点を参考にしながら、家づくりを行ってみてください。
あなたが満足できる家づくりができることを願っております。