注文住宅は自分の世帯数やライフスタイルに合わせて、理想の家を建てられるのが魅力です。最近の流行や独自性のあるデザインも取り入れられます。
しかし、注文住宅で悩んでしまうのが間取りをどうするか。間取りを一度決めてしまうと、かんたんに変更ができません。間取りを決めた後に後悔する人がいるのも事実です。
1,000万円以上の費用をかけているからこそ、後悔のない間取りにしたいはず。
そこで、この記事では注文住宅の間取りで失敗しないためのポイントや間取りの決め方について解説していきます。注文住宅の間取りで後悔しないためにも、この記事を参考にしてみてください。
注文住宅の間取りで失敗しないための3つのポイント
注文住宅の間取りで失敗しないためには、以下3つのポイントを押さえておく必要があります。
上記3つのポイントを押さえた間取りにして、失敗を防ぎましょう。
家族構成やライフスタイルに合った間取りにする
家族構成やライフスタイルに間取りを合わせないと、間取りで失敗する可能性が高いです。たとえば、夫婦2世帯の場合は、LDKが広くないと窮屈な感じがするでしょう。
子どもがいる場合は、子ども部屋を人数分用意する必要があります。加えて、成長段階や性別に合わせて間取りの工夫が必要です。また、以下のライフスタイルに合わせて間取りを考える必要もあります。
- ペットを飼っている
- アウトドア活動をしている(キャンプや登山、スポーツなど)
- 自宅で仕事をしている
家族構成やライフスタイルは変化する可能性があります。将来のことも考えた上で、間取りを決めるといいでしょう。
土地の形状や環境を考慮する
土地の形状や環境に合わせた間取りにすると、失敗を防げるでしょう。たとえば、正方形の土地の場合は、リビングを正方形にする、道路に面している土地の場合は、視線を遮る間取りにするなどです。
一方、土地の形状や環境に合わせないと、居心地の悪い空間になったり、日当たりが悪くカビが発生しやすくなったりします。土地の形状や環境を理解し、適切な間取りにする工夫をするといいでしょう。
予算をしっかり考える
予算を考慮せずに間取りを決めてしまうことがよくあります。しかし、注文住宅は、間取り以外にも内装や外装に使用する素材などにも費用がかかります。
間取り以外にも考慮すべき費用が多いです。間取りが決まった後に予算オーバーだと、一から間取りを決め直さなければなりません。
事前に住宅にかけられる予算を決めた上で、専門家の意見を取り入れて間取りを決めるといいでしょう。
間取りの決め方【家族構成別】
以下3つの家族構成に分けて最適な間取りを紹介します。
間取りの具体例も紹介します。参考にしてみてください。
夫婦2人世帯
夫婦2人世帯は1LDKか2LDKの間取りが最適です。広すぎると余分なスペースが生まれてしまうため、多くても2LDK以内に収めておくといいでしょう。
以下に該当する夫婦2人世帯は1LDKがおすすめです。
- 夫婦の時間を大切にしたい
- 子どもを授かる予定がない
- 自宅で仕事をしない
部屋の種類 | 広さ |
---|---|
リビングとダイニング | 10〜12畳 |
寝室 | 6〜8畳 |
以下に該当する夫婦2人世帯は2LDKがおすすめです。
- プライバシーを大切にしたい
- 将来的に子どもを授かる可能性がある
- 自宅で仕事をする
- アウトドアの趣味がある
部屋の種類 | 広さ |
---|---|
リビングとダイニング | 10〜12畳 |
寝室 | 6〜8畳 |
個室 | 4畳半〜6畳 |
ライフスタイルによって、部屋の大きさを変えて調整することで納得のいく間取りになるでしょう。
ファミリー世帯
小学生以上の子どもがいる世帯は、3LDKか4LDKの間取りが最適でしょう。子どもの人数によって、部屋数を増やす必要があります。
たとえば、子どもが1人の場合は部屋がひとつあれば十分でしょう。一方、2人の子どもが異性の場合は、部屋を2つ用意して分けるといいでしょう。2人とも同性の場合は、8畳ほどの大きなひとつの部屋を用意すれば十分です。
また、子ども部屋に収納スペースを大きく確保しておくと、部活動に使用する道具や衣類などの収納に便利です。
部屋の種類 | 広さ |
---|---|
リビングとダイニング | 10〜12畳 |
寝室 | 6〜8畳 |
仕事部屋 | 4畳〜6畳 |
子ども部屋 | 4畳〜6畳 |
以下は子ども2人の場合のおすすめな間取りです。
部屋の種類 | 広さ |
---|---|
リビングとダイニング | 12畳〜16畳 |
寝室 | 6〜8畳 |
仕事部屋 | 4畳〜6畳 |
子ども部屋×2 | 4畳〜6畳 |
子育て世帯
子どもが小さい頃は、1LDKまたは2LDKであれば問題ないでしょう。しかし、子どもが成長すると3LDKや4LDKが必要になります。
1LDKや2LDKにする場合は、のちに壁を作って部屋を分けられるように、ひとつの部屋を大きくしておくといいでしょう。
また、収納スペースや家事動線の確保も重要です。子どもが成長するにつれて、おもちゃや衣類が増えていきます。物が増えても対応できるように、収納スペースを大きくしておきましょう。
子育て世代におすすめな間取りは、ファミリー世帯と同じです。併せて以下を取り入れると、快適な空間を作れるでしょう。
- オープンキッチン
- ランドリールーム
- 子ども用スペース
間取りの決め方【土地の形状別】
間取りは土地の形状に合わせることも重要です。ここでは、「角地」と「旗竿地」の間取りを考える際に重要なポイントを解説します。
角地
角地は、2方面が道路に接しているため、間取りの自由度が高いです。あらゆる間取りを考えられるでしょう。
角地の間取りを考える際は、以下3つのポイントを押さえておく必要があります。
- 日当たりと風通しの意識
- プライバシーの確保
- 安全性の確保
リビングやダイニングなどの居室を道路側にすると、日当たりがよく風通しのいい間取りを実現できるでしょう。
また、角地は道路から丸見えの状態です。リビング・ダイニングを2階以上に配置すると、外部からの視線を感じずに済みます。
併せて、玄関は庭側に配置すると、道路からの視線を気にせずに出入りができるでしょう。角地のメリットを活かしてデメリットをなくす、間取りの工夫をしてみてください。
旗竿地
道路に面している出入り口が細長く、奥にまとまった敷地がある袋地のような土地です。日当たりや風通しが悪くなるデメリットがあります。
旗竿地の間取りを考える際は、以下4つのポイントを押さえておくといいでしょう。
- 2階以上の住宅にする
- リビング・ダイニングを陽当たりのいい2階以上にする
- 大きな吹き抜けを採用して1階にリビング・ダイニングを配置する
- 2階や屋上にバルコニーを取り入れて日当たりを確保する
2階以上の住宅にすることで、採光を確保でき風通しがよくなります。日当たりのいい場所にリビング・ダイニングを配置すると、旗竿地のデメリットを消せるでしょう。
他にもバルコニーや天窓をつけて採光を確保すると、旗竿地のデメリットを消せます。
間取りの決め方【ライフスタイル別】
以下3つのライフスタイル別に、どこに焦点を当てて間取りを決めるべきかを解説します。
上記に該当する方は、間取りを決める際の参考にしてみてください。
共働き世帯
共働き世帯は、「家事動線を意識する」と「収納スペースを大きく取る」の2つを意識して、間取りを決めるといいでしょう。
仕事と家事の両立は大変です。できるだけ手間を減らせる間取りが最適でしょう。
たとえば、洗濯機を置く脱衣所と洗濯物を干すベランダを一緒の階にするなどです。家事動線を考えた間取りにすることで、快適な住居空間を作れます。
また、仕事で必要なものが多くなる共働き世帯は、各部屋に収納スペースを設けるといいでしょう。ウォークインクローゼットを採用すると、部屋を広く使えます。
テレワーク世帯
テレワーク世帯では、集中できる静かなワークスペースを確保することが重要です。ワークスペースは、出入りがある玄関や生活音のするリビング・ダイニング、洗面所、トイレなどの近くは避けるといいでしょう。
また、日当たりの悪い場所にワークスペースを配置すると、仕事の効率が下がってしまいます。2階以上の日が入る箇所や、道路に面している箇所にワークスペースを配置するのが最適です。
ただし、面している道路が大きく車通りが多い場合は、道路と反対の箇所にワークスペースを配置するようにしましょう。テレワーク世帯は、ワークスペースの確保を中心に間取り決めをすると失敗を防げます。
ペットと暮らす世帯
ペットと暮らす場合は、ペットのプライベート空間の確保をする必要があります。ペット用に個室を用意するのか、リビングにペット用のプライベート空間を作るのかで間取りが変わります。
ペット用の個室を用意する場合は、陽当たりと風通しがいい場所に配置するようにしましょう。一方、リビングにペット用のプライベート空間を作る場合は、リビングを広くして十分な空間を確保する必要があります。
また、事故や脱走を防ぐ対策も考えなければなりません。リビングから玄関までを一直線にする動線や、リビングやペット空間の近くに浴室を配置するのは避けましょう。
ペットが安心・安全に暮らせる空間作りを中心に考えると、間取りでの失敗を防げます。
栃木県小山市の注文住宅ならハウスワークがおすすめ
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社ハウスワーク |
住所 | 栃木県小山市横倉新田309-4 |
電話番号 | 0285-37-9403 |
公式サイト | https://house-work.jp/ |
栃木県小山市で注文住宅を建てるなら、『ハウスワーク』がおすすめです。ハウスワークは、注文住宅で多くの方から高い評価と厚い信頼を得ています。
最新の技術とデザインを用いて熟練のスタッフが施工するため、お客様の要望を的確に反映してくれます。また、ショールームも設けており、実物を確認しながらプランを決めることが可能です。
業界内でも評判が高く、大手ハウスメーカーが受注した特注のオーダーを受けることもあるハウスワーク。ハウスワークなら理想の住まいを実現できるでしょう。
まとめ
注文住宅の間取りは、世帯数やライフスタイルに合わせて決めると失敗を防げるでしょう。また、将来を見越した間取りにすることが重要なポイントです。
間取り決めで悩んだ際は、注文住宅の専門スタッフに相談し、アドバイスをもらって考えてみてください。数千万かけて建てる注文住宅だからこそ、後悔のないように念入りにプランを立てるようにしましょう。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。